看護師長のプレゼンテーション3つのポイント

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「人前で話をするのが得意ではない」
「うまく自分の考えを伝えられない」

といった風に、プレゼンテーションを苦手にしている看護師長も多いのではないでしょうか?

しかし、看護師長にはプレゼンの機会が多くあります。

学会での研究発表や部下を前にしての訓示、会議での発言など、形は違っても、自分の考えを多数の人に向けて発信する、という意味では、どれもがプレゼン能力を必要とするものです。

プレゼンの機会が多い看護師長にとって、プレゼン能力の有無が看護師長としての成果を左右するといっても過言ではありません。

そこでここでは、効果的なプレゼンテーションを行うためのポイントを3つお話ししたいと思います。

その1:プレゼンテーションの予行練習をしっかりする。

回数をこなせばこなすほど、プレゼンテーションは上達すると言われています。

ところが意外なことに、プレゼンテーションのリハーサルをまったくせず、ぶっつけ本番で臨む看護師長が多いようです。プレゼンテーションほど事前のリハーサルが役立つものはありません。たとえ一回でもリハーサルをすることで、プレゼンの効果は劇的に変わります。

「ちょっと時間がかかりすぎるから、この部分は手短かに話そう」とか
「このフレーズは話しにくいから、こっちの言い回しに変えよう」とか、

いろいろなことが見えてくるようになるものです。

その2:結論から話す

話がわかりにくい人とわかりやすい人を比べると、「結論」の伝え方に大きな差があることがわかります。話がわかりにくい人は、結局自分がどうしたいのかが自分でもわかっていなかったり、あるいは迷いながら話していたりすることが多いものです。従って、人に伝える際にも、結論を先送りにした曖昧で回りくどい話し方をしてしまいがちです。

厳しい言い方かもしれませんが、結論の見えない話を聞くほど、他人にとって苦痛なことはありません。人に何かを伝える前には、まずは自分の結論をしっかりと固めることが大切です。

その3:ノンバーバルな表現方法を活用する

ノンバーバルとは、言葉によらない非言語のコミュニケーションのことです。

「目は口ほどにモノをいう」ということわざがあるとおり、ノンバーバルなコミュニケーションによって伝わることは多くあります。

具体的には、身振り手振りであったり、しっかりと聞き手とアイコンタクトをとることであったり、大事なことを言う前に少し間をおく、声の調子にメリハリをつける、といったテクニックが効果的です。

表情に変化がなく、ずっと同じトーンで話し続ける人の話は、どんなに中身がよくても伝わりにくいものです。

決して難しいことではありません。人と話すときに笑顔を心がけるだけでも違ってくると思いますよ。

これらのポイントを意識しながら、看護師長としてのプレゼンテーションスキルを磨いてください。

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