看護師のクリティカルシンキング
クリティカルとは批判的、批評的という意味があり、クリティカルシンキングとは批判的思考によって、根拠の明確性について疑問視する姿勢を持ち、自分の考えや一般的な意見を考察し、より深く物事を考えることで物事の本質を見抜くことを意味しています。つまり、自分の考えをクリティカルな視点でみることによって、「間違っていない」ということを証明するのです。
クリティカルシンキングでは、
●ロジカルシンキング
●コミュニケーション
●プレゼンテーション
の3つのスキルを身につけることが必要といわれています。
クリティカルシンキングを身につけることで、説得力のある会話ができる、意思決定時信頼される、話のポイントが良く分る、的確な質問ができる、効果的な議論ができるといった効果が期待されます。
看護においてクリティカルシンキングができるということは、自分の力でその状況を十分に把握して、優先順位を判断できるということです。そのためには、自己トレーニングをしていく必要があります。
また看護の現場においては、同僚との相互尊重のある職場環境ではクリティカルな思考態度が促進されるという報告があります。
■参考図書
1)看護ケアのマネジメント―クリティカルシンキングで学ぶ看護管理の実際 [単行本] ジャニス.ライダー.エリス(著)
■参考文献
1) 前田三枝子 (2002). 臨床におけるクリティカルシンキングの意義と必要性 看護教育
2)牧本清子 (1998). あたりまえをなぜと疑うことで新しいケアの可能性が拓け てくる 看護学雑誌
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