看護師のロジカルシンキング
ロジカルシンキング/論理思考(Logical thinking)とは、考えとしてはクリティカルシンキングと類似点が多いですが、客観的な根拠、証拠を重視し、それに基づいた論理的な考えを形成していくプロセスで、自分の主張との関係が明らかであることを示します。
たくさんの情報、根拠の中から「今ある問題は何か?」を考える方法が選択肢を挙げることです。この選択肢を整理する時に重要なスキルが「もれなくダブりなく考える」ことで、MECEやロジックツリーを使いながら、意見の重複、もれのチェックを行います。
ロジカルシンキングができる人は、自分の考えはどうしたら相手に伝わるかを考え、言葉や状況を操作して、話の道筋をクリアにしたり、より聞き入られやすい状況をつくることができるようになると言われてます。また、相手の話しを意識して聞く事ができるので、主張が妥当であるかを判断できるようになります。
病院などの緊迫した場面に遭遇する医療者や管理者としてはロジカルシンキングを使って、分かりやすく相手に伝える技術は重要だと思われます。
■参考図書
1)はじめてのロジカルシンキング―3つのステップで考える! [単行本]渡辺パコ(著)
2)はじめてのロジカル問題解決 [単行本]渡辺パコ(著)
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