看護師がオーストラリアで働く方法
日本で看護師資格を持っている場合でオーストラリアにて看護免許取得を行う場合、2つの方法があります。
その1:日本の学歴を活かして現地大学へ編入・卒業する。
その2:現地大学に編入せずに、英語力判定試験(IELTS/OET)で十分な英語力を証明し、現地の短期・専門コースを修了する。
以上のように自分の条件に合った免許書き換えを選ぶことができます。私の場合は既にニュージーランドの免許を持っていましたので、期限の切れていないAPCと登録証明の提出のみでオーストラリアの資格を得ることができました。
以前は働く州によって免許の申請場所も方法も違っていたのですが、現在は国の管轄へと変わり、一つの免許で国内どこでも働けるようになりました。登録の管理や申請は、現在「Australian Health Practitioner Regulation Agency(AHPRA)」が全て行っています。
そして2014年2月より申請する際に満たさなければならない条件が変更されました。
以下 AHPRAより
(1)AHPRAより外国人ナース用の申請書をダウンロードする。
ダウンロードはこちらからできます。
Application for general registration as an enrolled nurse, registered nurse or midwife (forinternationally quali?ed nurses and midwives) – AGOS-40
(2)IELTSのスコア 全ての項目で7.0を取得、またはOETでB以上を取得
(3)Nursing councilに必要な書類を送る(もちろん全て英語です)
・高校/大学などの成績証明書
・英語のスコアの証明
・日本で働いていた病院などからの推薦書
・過去5年間の職歴を証明するもの(病院より発行してもらう)
・履歴書
・日本の免許の写し
(4)審査後、指定されたコースを学校や病院などで受ける。
(5)コース終了後、審査に受かると看護師として登録、APCが発行されます。
ニュージーランドと同じく、オーストラリアで働くためにはAnnual Practice Certifcate (APC)というものを毎年更新する必要があり、更新時の条件として決められた年間労働時間を満たしていることや、Professional Development (PD)として勉強会やコースに参加する必要があります。APCがないと働くことはできません。
以上は全て私の実体験に基づいて書いておりますので、最新の情報はご自分でご確認ください。
看護師転職サイトの正しい選び方
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